2024年9月9日
琵琶湖で「びわこ成蹊スポーツ大」の学生ら50人が、琵琶湖でカヤックに乗り出発。
その後、遭難する事故が起きました。その後、全員が無事となりましたが、
一体なぜ遭難してしまったのでしょうか。今回は出発場所や遭難した理由を調査してみました。
全員が無事で本当に良かったです!
カヤック50人遭難の出発地点は琵琶湖のどこ?
びわこ成蹊スポーツ大のサッカー部員たちは、琵琶湖のどのあたりから出発したのでしょうか。
びわこ成蹊スポーツ大の艇庫から出発
学長の言葉に出発地点を示す言葉が含まれていました。
学生たちはサッカー部員で、この日はチーム結束を高めるための「経験プログラム」のため部員が47艇に分かれて大学近くの艇庫から琵琶湖に出発。一部が強風にあおられて離れたという。
大学近くのJR湖西線を越えた付近に「艇庫」が確かにあるようです。
Googleマップで調べてみたのですが、はっきりとは場所はわかりませんでしたが、
「艇庫」なので湖に隣接はしているはずです。
地図で見るとどのあたりか?
びわこ成蹊スポーツ大の艇庫が大学側の湖に面した場所にあると思われます。
大学生ら50名が向かったルートは、白髭神社を目指して出発し、折り返し帰るというルートでした。
しかし、風や高波のせいで、沖へと流されてしまった可能性もありますね。
9日午後6時10分ごろ、滋賀県大津市の琵琶湖の沖合で、「日没になるのに、カヌーやカヤックが高島市から大津市方面に向かっている」と住民から警察に110通報がありました。
このように通報されていますので、沖に出ていたことは間違いないと思います。
ちなみに大津市の琵琶湖の沖合とありますが、
地図で見ると下の方に、大津市とありますが、実際の大津市のエリアは相当広いのです。
なぜ琵琶湖で遭難したのか?理由3選
なぜ琵琶湖で遭難してしまったのでしょうか。理由は3点あると思います。
遭難理由①:高波
遭難理由②:操縦が不慣れ
遭難理由③:暗くなり、対岸の明かりが見えないため
ではそれぞれを見ていきたいと思います。
遭難理由①:高波や風
意外かもしれませんが、琵琶湖でも波が起こります。
警察によりますと、びわこ成蹊スポーツ大学のサッカー部の学生44人と学校関係者6人の合計50人が部活動の一環として、40艇のカヤックで航行していましたが、警察による大学への聞き取りでは、「波が高くなり3艘のカヤックが転覆した」と話しているということです。
琵琶湖で波が起こる理由は何なのでしょうか
琵琶湖は大変大きな湖なので、あたかも海の潮流のように湖水が循環して流れたり、逆流したり、水面が場所によって上下したりするなど、さまざまな興味深い現象が起こっています。
水の恵み館アクア琵琶HPより
このような水にかかわる現象のことを水理現象といいます。
琵琶湖の水理現象は北湖と南湖とでは異なりますが、北湖では、さまざまな湖沼の水理現象のほとんどすべてを見ることができます。
ちなみに、びわこ成蹊スポーツ大学のあたりも、「水の恵み館アクア琵琶」の地図で見ていると、
湖北にあたるので波の流れはある場所になると思われます。
実際、転覆しているので、想定外の高波が来た可能性もありますね・・・
琵琶湖でSUPして遊んでるんですが、少し向こうで船が通ったとしても、タイムラグで波が来ます。
今回の高波の原因はわかりませんが、暗闇でその波に冷静に対処できるのかって考えると、ちょっと難しいし怖いですね。
遭難理由②:操縦が不慣れ
サッカー部の学生44人と学校関係者6人の合計50人の構成だったので、ほとんどがサッカー部。
もちろん湖の近くなので、カヤック経験者も多いかと思いますが、
サッカー部なので、操作技能が慣れてはいない可能性が高いです。
そのために、遭難してしまう可能性は大いにあると思われます。
遭難理由③:暗くなり、対岸の明かりが見えないため
私的にはこれが1番大きいかなって思っています。
私の経験上(supですが)、琵琶湖で沖合に出る時に、自分の居場所を把握するために岸にある<建物>を見ます。
今回は日が落ちていったということは、もう自分の居場所や方角を把握できるものがなくなったといえます。
湖西あたりも栄えているとはいえ、やはり夜になると街明かりの暗くなるために、
部員たちは間違いなく真っ暗な湖上の上を漂うことになっていたと思います。
なので、本当に助かって良かったって思いました!
ちなみに昼間でも琵琶湖の沖合に出ると、めっちゃ怖いです笑
2024年9月12日追記:遭難前に避難していたことが判明!
後日、今回の遭難事件の真相が判明しました。
結論から言うと、早い段階で、岸に避難するように指示をしていたようです。
白髭神社に到着後、17時に帰路につきました。
その後、風速3〜4mほどの風と共に波が起き始めたために、17時50分頃に続行が危険と判断。
暗くなる前に岸に上がらせるために、遅れているカヤックなどにも
「集団ごとに近くの岸に上がり、連絡を待つよう」指示。
集団ごとに岸に上がったため、全員の安否確認が掌握できない事態となっていたところを、
湖岸の住民が警察に通報したとのことです。
なので、早い段階で全員が岸に上がれていたようですね!
何にせよ、無事で安心しました。琵琶湖って意外と怖いのが再確認しました・・・。
まとめ:琵琶湖カヤック50人遭難の出発地点はどこ?遭難した理由3選!
本当に助かって、本当に良かったって思える事件でした。
船が転覆とかも報道がありましたが、全員無事で本当に良かったです。
チーム結束を高めるための「経験プログラム」として行われたとのことですが、
ある意味めっちゃ高まったと思いますが、、、来年からは朝出発の方が良いかもですね!!!
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