【噴石注意】岩手山噴火の可能性!歴史的にも過去噴火はしてる?

2024年10月2日

岩手県にある岩手山で火山活動が活発になっていると、気象庁が発表しました。

警戒レベルが引き上げられ、非常に不安な状況となっています。

今回は岩手山の火山活動の状況と、岩手山の過去の噴火について調べてみました。

目次

岩手山の火山活動が活発に。警戒レベル引き上げ!

岩手山の火山活動が活発という言葉だけを聞くと、非常に不安になります。

わかりやすくまとめてみますね!

岩手山の火山活動の概要

岩手山はこれまでも地殻変動は観測されていました。しかし、それは深部でした。

気象庁によると、国土地理院が先月末に衛星観測を行い、

岩手山の西側にある大地獄谷付近の比較的浅い部分で膨張が確認されました。

浅い部分での膨張を確認したために、噴火警戒レベルが引き上げられたのです!

岩手山や大地獄谷の場所はどこ?

「南部片富士」の名で知られる岩手県の最高峰、標高2,038メートルの秀峰「岩手山」。

岩手県の県庁所在地である、盛岡市から見ると、北西に位置します。

今回、浅い部分での膨張が観測された大地獄谷は、岩手山からみて西側にありますね。

水蒸気噴火する可能性が!

大地獄谷(Xより転載:2022年10月ごろのもの)

今回は浅い部分でも地殻変動が確認されています。

そのため、水蒸気噴火する可能性があるとされています。

地下水がマグマに温められることによって、高温高圧になり、爆発的に噴出する現象のこと。
マグマが直接関与しないため、噴出物中には新鮮なマグマ物質が含まれません。

噴火といえば、灼熱のマグマが流れるイメージがありますが、

水蒸気の噴火なので、マグマが流れるわけではないのですね。

少し安心しましたね!マグマが流れてくると考えたら、麓の町の被害がとんでもないことになりそうですし!

噴火警戒レベルは、< 2 >!

火山活動が活発になったために、気象庁は噴火警戒レベルを

「レベル1」から「レベル2」に初めて引き上げました。

噴火警戒レベル2は、「火口周辺規制」とされています。

西岩手山の想定火口から約2キロメートルの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒するように言われています。

水蒸気噴火によって大きな石(噴石)が飛んでくる可能性があるということですね!

岩手山の噴火警戒レベルが2に引き上げられるのは、
初めてだということです!

岩手山の歴史!過去に噴火したことはあるのか?

岩手山の歴史について調べてみました。過去に噴火しているのでしょうか?

岩手山はいつで来たのか?

岩手山は、約70万年前にできたと考えられているそうです。

東側と西側のふたつにわかれて噴火するようになったのは、1万2000年前~2000年前?とされています。

岩手山の過去の噴火は?

岩手山の過去①:1686年

記録に残っている一番古い噴火になります。

多くの火山灰が降ったために、北上川が泥流洪水になったと言われています。

岩手山の過去②:1687年

①の翌年ですね・・・。

昼も夜も地震がつづいており、泥流や溶岩も流れたとされています。

岩手山の過去③:1732年

この年の噴火は、かなりの溶岩が流れました。「焼走り」ができたといわれています。

また盛岡にも火山灰がふったと言われています。

岩手山の過去④:1919年

一番新しい噴火と言われています。この年の噴火は、<水蒸気爆発>でした。

溶岩を伴うほどの噴火は、1732年以降はおこっていないようです!

噴火はないようですが、ときどき噴気(山から水蒸気がふき出ること)が出ることはあるようなので、

火口付近は、安全な場所ではないことは確かですね!

岩手山の歴史は、岩手山調査隊のHPを参照させていただきました!

まとめ:【噴石注意】岩手山噴火の可能性!歴史的にも過去噴火はしてる?

今回は警戒度が増している、岩手山の噴火について調べてみました。

可能性はもちろん高いですが、溶岩を伴うほどのものではなさそうなので、一安心ですね!

ですが、噴火警戒レベルが2になったのは確かなので、

特に噴石に気を付けるようにはしたいですね・・・!

誰も怪我することなく、警戒レベルが下がることを祈ります!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

色々なことが毎日起こりますが、できるだけわかりやすく伝わるように記事作成を心がけております。

感想やコメントもお待ちしております!

コメント

コメントする

目次